想定される状況

塗膜片を修理済みの自動車と比較する場合

採取した塗膜片を、損傷部品の再塗装後の自動車と比較する場合、新しい状態を以前の塗膜の未変更試料とは扱えません。修理範囲、旧塗膜の残存部分、各比較資料の採取元を確認する必要があります。

明らかにすべき事項

課題は、対象が比較に適するか、どの一致や相違が検討する出来事に関係するかの評価となり得ます。色の一致と、特定箇所の層構造・材料の性質は分けて考えます。

準備する資料

  • 保存された包装内の塗膜片と、発見、採取、移動、保管に関する記録。
  • 修理前の車両写真、損傷図、作業指示書、交換・再塗装された部材の記録。
  • 採取箇所と時点を明記した比較資料、および以前の塗装に関する資料。

比較・確認する事項

  • 各塗膜片や試料を、特定の物体と表面位置に対応づけられるか。
  • 特徴のうち、残存する旧塗膜に属するものと修理で生じた可能性のあるもの。
  • 試料の適性を踏まえ、色の類似、層構造、その他の性質を別々に評価しているか。

分析で得られ得る結果

成果として、資料の由来の関係図、比較可能な特徴の一覧、比較の限界が考えられます。別の残存部品に関する資料や、別途合意した追加採取の必要性も示せます。

結論の限界

一般的な色の一致だけでは塗膜片の唯一の由来は特定できません。元の塗膜と試料が失われていれば、修理後には解けない問いが残ることがあります。

材料・物質・製品の法科学的鑑定
メールする課題について相談 ↗